全日本フィギュアスケート選手権2019、【紀平梨花選手】初優勝!2019年12月21日【土】全日本フィギュアスケート選手権、女子フリーの決勝が行われました。
紀平梨花選手圧巻の演技でした。
ショート、フリー合わせて自己ベスト229,20を出し、2位の樋口選手に20点もの大差をつけての初優勝でありました。
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選手権女子の優勝は、波乱の展開でした。
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— gabb 🔥 (@tegomass) December 21, 2019
上記をクリック頂ければ,得点を見られます。
こちらが、見事表彰台に上がられました。

左から🥇2位の樋口新葉さん。🥈1位の紀平梨花さん。🥉3位の川畑和愛さん。
惜しくも連覇の掛かった2018年の女王坂本歌織さんは6位になってしまい今シーズンは不調でした。
同じく表彰台候補の宮原知子さんはショートで2位だっただけに期待がかかりました。
フリーでのジャンプの回転不足やまさかの転倒は、結果4位となり本当に完璧な舞であっただけに宮原さんの転倒は悔やまれるものがありました。
そこに3位につけたジュニアの川畑和愛さんが、完璧なフリーで上昇して宮原さんを追い越しました。
以下の結果です。勝負は時の運と言いますが、過酷な試合でした。
順位 | 選手 | 得点 | SP | フリー |
---|---|---|---|---|
1 | 紀平梨花 | 229.20 | 73.98 | 155.22 |
2 | 樋口新葉 | 206.61 | 68.10 | 138.51 |
3 | 川畑和愛 | 193.96 | 65.53 | 128.43 |
4 | 宮原知子 | 191.43 | 70.11 | 121.32 |
5 | 横井ゆは菜 | 190.92 | 62.90 | 128.02 |
6 | 坂本花織 | 188.26 | 69.95 |
|
紀平梨花さん、大差をつけての🥇1位

■紀平梨花のコメント「すごい眠れなくて、昼寝もできなくてすごく不安だったんですけど、あの演技ができてすごくいい自信になりました。4回転をなしでというのを直前で決めて、その代わりにトリプルアクセルにトリプルトーループを決めたい思
いが強かったので、その方法がミスにつながらないでしっかり強気で難しい構成をこなせたのがすごくうれしいです。今回ショートプログラムでミスがあったので、今回以上の演技、4回転を試合で決められるようにそこが一番重要になってくると思う。世界選手権では4回転とルッツを戻していけてノーミスな演技を目指していきたい」
紀平さんは、今大会のフリーでは何と7回の3回転を成功させました。
演技構成も本当にうっとりする様に綺麗で流れがあり、その中でのジャンプが完璧でした。
終了後は、観衆は皆さんほぼ立たれて拍手がやみませんでした。
世界上位を狙えるまで達した安定した演技に、歓声があがりました。
この大会で、悲願達成は🥈2位の樋口新葉さん。

■樋口新葉のコメント「白いご飯が大好きなんですが、それを食べないで、夜の練習をやるのがつらかった。タンパク質と野菜をとっていた。実験的な特訓だったけど、結果が出て自信につながる」
若葉さんは、実力があるのに上位争いから2年も遠ざかっておりました。
自らのウエイトコントロールが、ジャンプ成功に繋がったのですね。
勝敗はジャンプが決め手ですね。
誰もが🥉3位の川畑さんの表彰台には驚いた

浅田真央選手が、ジュニアで出場して見事1位に輝いたことを思い出します。
コメントでは
今大会、川畑さんは決勝に残りましたが、ショートで(3回転ルッツで転倒したため)満足度は65%。
悔しさをあらわしました。
しかし、フリーの完璧な演技で先輩を追い越しました。
若さゆえのまぐれなどでは無く、フィギアの世界は大型新人による
こんな番狂わせが起こります。
まとめ
今大会は、紀平梨花選手のリベンジをかけた戦いが圧巻過ぎました。
GPファイナル連覇が叶わなかった紀平さんの悔しさが、この優勝へとつながったようです。
ご本人も悔しさをバネに変え「ぱっと切り替えて」と帰国後は休みなしで調整をしました。
この大会前の12月17日に拠点の関大にて2時間半ジャンプを必死に飛び続けて追い込みました。
昨年、トリプルアクセルで転倒があり、坂本選手に負けて2位になったことなど
紀平選手の胸中に激しく燃える1位への執念が痛いほど伝わりました。
ご両親への感謝を思い
【命がけでスケートをやっていますので遊んでいる暇はない】と
いつも語る紀平さん、きっと冬季オリンピックでも輝くのではないでしょうか。
期待が高まります。