力士(勝武士)の早すぎた死。プロフィールと番付(三段目)について調べました。

大相撲の三段目力士の勝武士(本名・末武清孝さん)が新型コロナウイルス性肺炎
による多臓器不全のため亡くなられました。
本当に残念で高田川部屋の悲しみを思うと言葉がありません。
謹んで哀悼の意を表します。
本日は、故人のプロフィールを調べました。
意外に知られてない相撲の番付(階級)についても調べました。
勝武士さんの3段目でしたね。どんな特徴があるのでしょうか。
勝武士さん訃報のニュース
28歳三段目・勝武士さん、コロナで死去…救急搬送翌日に気管切開処置、ICUで1か月闘病 https://t.co/FbSkXvnhno #スポーツ #sports #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) May 13, 2020
4月4~5日に38度台の発熱があり、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)らが保健所や近隣の病院に電話などで何度も問い合わせた。当時は感染者数の増加傾向が続いており、東京都内の医療機関も逼迫(ひっぱく)していた。入院できたのは8日夜になってからで、血たんが出るまで症状は悪化していた。
行き場のない憤りを報道で皆さん述べていらっしゃいました。
岡田晴恵さんは、以前より発熱外来の急務をワイドショーにて訴えていました。
この様に犠牲者がこれ以上でないように、事態は進展するのでしょうか。
今回、高田川部屋でのコロナの影響をもろに受けた経緯を知り、相撲界は
かなりのショックを受けています。
感染の打開策を緊急に打ち出すこととなりました。
長い相撲の歴史さえもコロナ危機に瀕しています。
是非皆さんで立ち向かってほしいです。
以下は、高田川部屋に関する記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASN4T4S03N4TKJPA001.html
勝武士さんのプロフィール
糖尿病や高血圧を抱える親方や力士は少なくない。一つ屋根の下で稽古、寝食も共にする相撲部屋の生活。新型コロナに感染していた三段目、勝武士さんの死去について考えます。#新型コロナ #COVID19 #緊急事態宣言https://t.co/l72jB4WW8r
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) May 13, 2020
勝武士 幹士 (しょうぶし かんじ)
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初土俵から10数年、番付内での階級も着々と上がっていただけに悲しいですね。
【勝負士】とは力士そのものですね。
語呂もいいし、漢字を【勝武士】にするところにセンスが光っています。
勝武士さんは、なかなかのひょうきん者でした。
巡業中の土俵でのセレモニーでは結構受けを狙ったファンサービスをしていて
笑わせるのが得意でした。
[ad]勝武士さんと初めて会ったのはお正月の浅草駅でした。その時は四股名も知らず、後でその時会ったのが勝武士さんだとわかりました。その後は場所や巡業で写真撮らせてもらったりコミカルな初切も楽しかった。一ヶ月もの闘病本当に大変だったね。ゆっくりゆっくり休んでね、勝武士さん。#高田川部屋 pic.twitter.com/YVdGc7WEgq
— さくらの木。 (@crane018511) May 13, 2020
番付【階級】の三段目の特徴とは?
南北先生こんにちは。
勝武士さんの番付を見つけました。
こんなに小さい字ですけど三段目にあがるのも大変ですよね。 pic.twitter.com/wl0HLTOgwM— かおり (@kaori_sawara74) May 13, 2020
各力士の力量、本場所での成績は『番付』と言われる階層を示した順位表で評価され、この番付によって力士の給与面や待遇面などが大きく異なることとなります。
番付は6つの階級からなり上から順に
『幕内』『十両』『幕下』『三段目』『序二段』『序ノ口』と区分けされています。
大相撲の番付一覧
幕内 横綱 関取
- 一人前の力士と認められる
- 大銀杏が結える
- 紋付の羽織と袴が着れる
- 白い足袋に雪駄を履くことができる
- 控えで座布団を敷くことができる
大関 三役 関脇 小結 前頭 平幕 十両 幕下
- 髪はちょんまげ
- 控えで敷物なし
着物・羽織を着て、黒い足袋と雪駄を履く 三段目 着物・羽織を着て、素足に雪駄を履く 序二段 着物・羽織を着て、素足に下駄を履く 序ノ口 着物しか着れず、素足に下駄を履く
https://www.sports-rule.com/sumo/rank/index.html引用資料
幕下から【赤字の部分】の力士は、力士養成員なので給料はでません。
しかし生活に関するものは、ほぼ支給されますので不自由は有りません。
ひたすら稽古付の日々を送ります。
結婚ができないとなっていますよ。
特徴的なのは、力士の格好です。
細かく規定されています。
ここで、雪駄、下駄とありますが、履物でも細かく別れています。
雪駄は、【三段目】からの力士が履けます。
勝武士さんが履いていました。
雪駄とは
雪駄といえば、やはり畳表であることでしょうか。
※畳表といっても和装履物の中の畳は住居などに使用されるい草ではなく竹皮を編まれたもの
畳表の裏には革が縫い付けられている。
踵には金具がついていて、歩くとチャリチャリと存在感のある音が鳴る。
というのが雪駄という履物だと思います。
勝武士さんは、十両になり一人前の力士を夢見ていたことでしょう。
亡き勝武士さんを忍び、記事を書かせていただきましたが
周囲の悲しみには到底思いが追いつかないと思いました。
勝武士さん。
どうか安らかにお眠りください。
ありがとうございました。