『ドクター・デスの遺産…』犯人役キャストが秘密ってどういう事?あらすじから考察しました。

『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』という映画が 11月13日に公開されます。
綾野剛さん、北川景子さんが主なキャストです。
「安楽死は殺人なのか」という少々重いテーマの映画です。
犯人を追っていく二人の刑事役が綾野剛さん、北川景子さんです。
今回犯人役が「シークレットキャスト」で誰が登場するか公開されていません。
気になりましたので調べました。
[ad]『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』予告編
https://twitter.com/doctordeath1113/status/1325241626634059777
予告の動画いかがでしたか?
動画から察するにとても猟奇的殺人犯が安楽死の依頼を受けているように見えませんか?
あまりネタバレをすると嫌な方もいますよね。
でも言っちゃいましょう。(笑)
犯人は猟奇的ではありませんよ。
実はこの犯人のキャストはシークレットでないと全く映画の効果がなくなるのです。
ヒントは、犯人の性別!!
このクライマックスシーンを全くの予備知識無しで映画を観てこそ効果があるのです。
追われていることを逆手に取り混乱させるため犯人は、自分が犯人だとバレない様にあるトリックをするのです。
だからキャストの名前、すなわち性別を制作側は出さないのです。
最後までハラハラ・ドキドキと例えば心で『えー猟奇的殺人?怖い。この人が犯人?何で?犯人誰?』
など映画を楽しんでほしいと言う狙いがあると思いました。(笑^^;)
これはもしかして製作者側の観客の皆様へのサービスと言えるでしょう。
『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』あらすじ
「さよならドビュッシー」などの中山七里の小説を映画化。終末期患者が次々と不審死を遂げる事件を追う、警視庁捜査一課の刑事バディの活躍が描かれる。綾野剛と北川景子をはじめ、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢が共演する。監督は『サクラダリセット』などの深川栄洋。
ヤフーニュースから引用
「苦しむことなく殺してさしあげます。」 ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。
警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは救いの神か猟奇殺人犯か──物語が進むほど、殺人犯が正しいかのような錯覚にハマる。
130人もの患者を安楽死させた実在の医師をモデルに描かれた禁断のクライム・サスペンス! あなたはこの正義に驚愕する──。
『ドクター・デス』小説の紹介
ドクター・デスの遺産
著者 中山 七里
どんでん返しの帝王”が放つ、社会派医療ミステリ!
「死ぬ権利を与えてくれ」・・・・・・
命の尊厳とは何か。安楽死の是非とは。
警視庁にひとりの少年から「悪いお医者さんがうちに来てお父さんを殺した」との通報が入る。当初はいたずら電話かと思われたが、捜査一課の高千穂明日香は少年の声からその真剣さを感じ取り、犬養隼人刑事とともに少年の自宅を訪ねる。すると、少年の父親の通夜が行われていた。少年に事情を聞くと、見知らぬ医者と思われる男がやってきて父親に注射を打ったという。日本では認められていない安楽死を請け負う医師の存在が浮上するが、少年の母親はそれを断固否定した。次第に少年と母親の発言の食い違いが明らかになる。そんななか、同じような第二の事件が起こる――。
※本作の一部に、「国境なき医師団」の団体名及び同団体に関する記述がありますが、これらは実際の「国境なき医師団」に取材し、その活動内容を記述したものではありません。
見知らぬ医者と思われる男
映画の中でも、このいかにも犯人という方【見知らぬ医者と思われる男】
要注意ですよ!
ここで、医師=男という
【大どんでん返し】トラップにはまらないでくださいね。
小説から調べると、今回の映画のシークレットキャストは二人いると思われます。
さて見知らぬ医者と思われる男 と誰が大どんでん返しを繰り広げるのでしょうか。
犬養、高千穂は、犯人を目の前にして刑事と自分の感情が分裂していきます。
安楽死は殺人なのかと言うテーマが悲しく心に響きます。
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『ドクター・デスの遺産』小説の口コミ
かなりの数の口コミから一つを抜粋しました。
★★★★☆ 安楽死がテーマのミステリ。映画の予告を先に見てしまい、安楽死にかこつけた快楽殺人犯なんどなと思い込んでたが、ところが実際はその人なりの正義と使命をもち安楽死させていた。 法を外れているけれども人道は外れていない……なるほどなぁ。実際自分や家族が最後まで苦しい思いをして死な
他の口コミ(読者の感想)はこちらhttps://bookmeter.com/books/11773774
『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』キャスト
刑事コンビ犬養と高千穂。
犬養隼人役。 綾野剛。 高千穂明日香役。 北川景子。
連続殺人犯ドクター・デス。
シークレットキャスト。
実はこのドクター・デスには実在のモデルがいます。
世界中に安楽死の必要性を訴え承認させた。
アメリカの、「ジャック・ケヴォーキアン」という医師です。
このサイトから見てね。https://dolly9.com/doctordeth-model-jituzai/
実直で真面目な新米刑事
沢田圭(岡田健史) …
(原作にはない、岡田健史の沢田圭という役が追加された意味があるそうです。)
以上が主なキャストでした。
[ad]まとめ
いかがでしたか?
シークレットキャストについてかなり困惑しましたか。
何故シークレットになったかの理由をこの記事では調査し、記載させていただきました。
原作の小説のネタバレを読み、シークレットキャストのアイデアはとてもユニークであると納得しました。
【安楽死】と言う重い問題をサスペンス風に仕立てたトリッキーな小説の映画化です。
映画の副題ともいうべき【その医師追ってはいけない】
これもヒントですよ。
犯人の行為は殺人ですが、犯人は(尊厳死)と考えています。
(尊厳死)(安楽死)を扱えるためには正しい知識と、本人の覚悟、家族の理解、全てが揃って成り立つことをこの映画で再確認しました。
日本では、ホスピス、緩和ケアの体制が充実してきており、勿論法的には(安楽死)にまつわる事件などを懸念する声も多く、認められてはいません。
小説の医師は(国境なき医師団)所属となっています。
戦火にあえぐ中での医療の中で、死を見つめて来たという想定です。
壮絶な世界にまた戻っていくわけです。(ココネタバレ)
医師のその世界観が現代の日本の平和に対して、ともすれば警告を発しているとも取れます。
優しすぎて、深刻すぎて、今にも壊れそうな心がきっと何かを訴えてくるのではないでしょうか。
【その医師追ってはならない】この小説、映画のテーマです。
『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』
調べた感想はとても考えさせられる、すっごく面白い映画と思いました。
本当に楽しみです。
本日はありがとうございました。
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